のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

私が欲しいのは、金の斧?銀の斧?それともリーズナブルな鉄の斧?

 本日の天気は、曇りときどき晴れ。

 昨日と一昨日は在宅での仕事だったが、きょうは大学に行ってのオンライン。30分刻みでのカウンセリングはなかなかハードで、4人目ぐらいで眠くなってしまった。決して、話の内容に飽きたとかではなく、疲労による眠気。最近、疲れてくるとキーボードを打ちながらでも寝落ちしそうになって、年を取るって恐ろしいことだなぁと思う。

 とはいえ、眠くなったのは年のせいだけではないと思う、私に割り当てられた大学の部屋は、北向きの小部屋なので冬は足元が冷える。そこで、今日はふと思いつき、ドン・キホーテで買った極厚靴下を持っていくことにしたぐらいだ。脱ぎたての靴下をそのままカバンに入れるのはちょっと抵抗があったけれど、時間が無かったので、そのまま中身と直接は触れないように(いちおう、気を遣いつつ)区分けされたサイド部分に押し込む。青とベージュのチェック柄がチラ見えしていたが、きっとマフラーだと思ってくれるにちがいない。

 そこまでして、持って行った靴下であったが、きょうはぼぉーっとした暖気が押し寄せていて、靴下の出番はなく、ただひたすら眠気と闘いながら仕事を終え、帰途についた。

 乗換駅では、エキナカが誘惑いっぱいに私を待ち構えている。インド料理屋のスパイスの匂いを吸い込みながら、その奥にある唐揚げと鶏料理専門店を目を走らせ、タイ料理屋の生春巻きや青パパイヤサラダをチェックして、結局は和洋折衷のお惣菜やさんのお弁当を物色するのが、いつものコースだ。

 そこのお弁当は、695円とか、899円とか、1095円とか、ぎりぎりの端数の値段設定で攻めてくるので、私も、これは700円、こっちは900円、などと脳内で実勢価格への換算を怠らず、浪費しないように気を引き締めてかかるのが常である。そして、食べたいものと値段とのバランスを吟味しては、最終的に値段を優先した決断を下すのだった。

 しかし、きょうは私は価格に左右されるのではなく、食べたいものを買おう!と心に決めていた。なぜなら、みけまゆみさんの運を上げるための解説動画で、好きなものは我慢しないことが大事!(やや意訳)と言っていたからだ。動画の中では、世間の評価軸に沿おうとして自分の欲求を我慢し続けると、自分の「好き」が分からなくなってしまうと述べていた。そうすると、たとえば2500円の贅沢海鮮丼と500円の超お得アジフライ定食が並んでいた時に、アジフライ弁当しか買えない人間になってしまうということなのだ!!(アジフライが好きな人がいたらごめんなさい。)

 ところが、陳列ケースの前に立ち、美味しそうなおかずに目を惹きつけられても、その上にある高騰した値段を目にした瞬間、ふっと目を背けてしまうのだ。せんにひゃくえん・・・?いやいや、高いでしょそれは。995円って結局千円やよね?などと、心の中でうずまくつぶやきが止まらない。

 結果、買ったのは458円の鶏肉のお惣菜だった。

 どうやら、自然な欲求をとり戻すのはそう簡単ではなさそうだ。自分は何が好きか、何がやりたいのか、どうなりたいのか、本来の素直な感覚を取り戻すためには、もう少し時間をかけていかなければならない。