私が思う、好きなこと、楽しいこととは。
それは受け身ではなく、自らが何かを作り出す類のことなのだと思います。
太陽の光を集めて火を起こすように、自分の努力やリソース、センスや能力をつぎ込んで、苦労の末に何かを形にする。
それがたとえ中途半端な仕上がりであったとしても、何かしら自分が生きた証としたいものなのだと思います。
それさえあれば充実した人生だったと思えるもの。
時間を忘れて打ち込めるもの。
打ち込み続けて自分の何かが結晶化されうるもの。
他の人に顧みられなくても構わないと思えるもの。
他のものには代えがたい充実感をもたらしてくれるもの。
たぶん、それによって自分が高められうるもの。
仮に、人は肉体だけの存在ではないとしたときに、霊性、とでもいうような、本質的な存在があるとして、その私の霊的な部分が打ち震え感動するような経験をもたらす営み、そのもの。
そういうものに、私は包まれ、浸りたい、のだと思います。
私に子どもがいたら、こんなふうに願い続けることはなかったかもしれません。
けれど、何も残しえていないという虚無感は、いつまでたっても拭い去ることができず、それでこんな戯言を、いまだに言い続けている、のかもしれません。
まぁ、こういうことを言うのも、単に若いから(笑)かもしれないし、そもそもが、口だけなんだけどね(苦笑)。