のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

言葉のふしぎ

最近、ちょっとしたお手伝いで翻訳の作業をしている。
それで、色んな人のスタイルを拝見して、ほほ〜〜〜、と思った。

言葉って、馬鹿にできない。

よく、カウンセリングなんかでは、人間同士のコミュニケーションで
「言葉」で伝わるものは2割しかないとかなんとか(2割っていうところがとくに
「とかなんとか」に相当)いうけれど、だがしかし、言葉の使い方というのは
その人の思想や人柄を暗に、けれどかなり如実に表していると思えてならない。


どんな言葉を選ぶか、はその人の世界の見方が反映されているし、
何を表現するか、はその人の考えていることをあらわしている。
そして、自分では意味を付け加える必要の無い翻訳をするときでさえ、
その書き手の人柄なり思想なりが含まれないわけにはいかないのだ。

版画みたいに、単純に文章を日本語に写し取るだけのつもりでも、
異様に墨が濃くなったり、色が変わったり、ムラができたりと、
なかなかそれはむづかしい。


言葉というのはとても不思議なもので、
人々の共通のツールでありながら、各人に齎す意味合いというのは
いろいろに変わる。
これを、私に言わせると、
人々は、自分の解釈したいように言葉を解釈している、
ということになる。
目の前の世界を、自分が解釈したいように解釈しているように。

ええと、つまり、
言葉の世界でも、現実世界でも、
人はみんな、やりたいようにやってるんだよね、
ということなんです。
あまり意味なくてごめんなさい。ほほほ。