テレビは見ない私は、常に音楽かラジオをつけっぱなしにして生活しています。
あるとき、木村カエラが高校生の悩み相談の
「自分に自信がないんです･･･。どうやったら、自信がつきますか？」
という質問に答えて言いました。
「自分に絶対の自信がある人なんて、いないんじゃいの〜？
私だって、自分のことわけわかんないヤツだっておもうし」
わけわかんないのと、自信のあるなしの関連が微妙に謎ですが、
木村カエラ（わりと好き）が、自信がある人なんていない、と言った････。
それが私には（ちょっと）衝撃でした。
だって、本人は若造とはいえ、自己主張の激しい人がいっぱいの音楽業界で生き抜いているからには、それなりに沢山の人々を知っているはずだし、それでも「いない」と言い切るんだから、マジでいないんだろうな、と思うのです。
ミスチルの桜井さんも、同年代のバンドの新しいCDを聞くと、改めて自分のCDを聞きなおして、
「負けてないか〜？」
と思うそうですし。
ちまたには、「セルフイメージの向上」だとか、「もっと自分に自信をもって！」とかいう本が溢れかえっていて、そんなのを読んでばっかりいると、
もしかしたらこんなに自信がないのは自分だけ？
みんな、もっと自分に自信をもって輝いているんだ･･･、
と思い始めてしまうかもしれません。
でも、考えてみれば自分に自信がないからこそ、もっと自信を持ちたいと思って行動することだってあるでしょう。
もし、本当に自分に対して自信満々、自分は絶対、と思ったら、そこから先には進めなくなるかもしれません。
そう考えると、自信のないことは、美徳のひとつです。
声を大にしていいましょう。
私の、自信のなさは、美徳！！
そして大事なことは、
実力がある人ほど、自信のなさを上手に使っているということですよね。
もっと自信を持って何かをするためには、どんな行動を起こして何を学べばいいのかを考える、それが大切なんだろうと思うのです。
そういうことなんだと、おもいましたよ、カエラさん。
