「そして、おそらく大学も」(前回いただいたコメントより)
⇒おお! そうそう、その通りだね!(と、いまごろですが。)
さて、話題変わって先日、年老いた両親と、姉と姪とで温泉宿にお出かけした。高齢化社会の象徴のような家族旅行なので、「お風呂に入る」以外の目的が何もなかったが、それだけではあまりにつまらないので、帰り道の道路わきで「竜化の滝」という看板を見つけ、行ってみた。
駐車場から10分と書いてあったので、82歳の父も頑張って歩き始めたのだが、実際には10分歩いて着いたのはこんなところ。
これはこれで冬枯れの中、味わいがある風景だったけれど、これが「竜化」なのか??
いぶかしく思ったが、川沿いの遊歩道はさらに奥に続いている。そして奥からは、帰り道らしき人がちらほらやってくる。どうやら、本家の滝には到達できていないらしい。途中であきらめた父を置いて、我々若人組(最年少が25歳だけど)は、さらに山の奥深くに分け入った。
そしたら、ぐんぐん歩いた先には、こんな素敵な滝があった。
写真だと、ちょっとわかりづらいけれど、渓谷の谷間から空を見上げると、滝の流れが力強く天に昇っていく白竜のように見える。日光周辺では、なにしろ華厳の滝、竜頭の滝という有名な滝がそろっている。それに比べると見劣りするけれど、山に分け入ってこんな滝に出逢ったら、ちょっと感動するかもしれない。
それは、小柄な竜が、ひっそり山の奥で空に昇るための通り道。
それを地元の人が、何気なしにちょっと山に踏み入ったときに、たまたま見つけた。だから、できればあまり有名にせずにそっとしておいてあげたい。
だって、あまりたくさん人が来たら、竜も出てきづらいでしょうからね。