のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

臆病な怒り

先日、犬のしつけ教室に行ったときのこと。


トビーが、何かを見つけて咥えていったときに、それを取り返そうとすると
うーー、とうなる、と言う話をした。
うなったときに、きつく「放しなさい!!」と言うと、あごにはより一層の
力がこもり、眉間にはしわがよる。
その咥えたものを無理やり引き剥がそうとするものなら、眉間のしわは鼻の上まで
広がり、ワルの顔になる。


そういう時、いい子ね〜、放しなさい、いい子ね〜と、優しく語り掛けると
不思議としわが元に戻り、歯の力が次第に抜け、あぐあぐしながらも口が
少しずつ開いていく。

厳しくすると相手も厳しく、優しくすると相手も納まる、というのをこのときに
わたしは学んだのだけれど、警察犬訓練士さんいわく、
相手への恐怖を感じやすいほど、攻撃心が強く出るので、気が弱い犬は、
怒ったり叩いたりするとかえって反抗的になりやすいんですよ。


ほほう。
なっとくである。
トビーは、外で他の犬にあったときには、無口に
相手を見ないようにして走って逃げるが、家の中で外を歩く人を見ると
勇猛果敢(そう)に吠え立てる。これなんか、弱虫犬の典型じゃないか。
かねがね、トビーは飼い主にだけ、えらそうにする内弁慶だと思っていたけれど、
どうやら、臆病故の反抗心、だったことが発覚。
もっとも、わたしにだったら大目に見てもらえる、という計算もあるのは
あるそうですが。