最近、頭が空っぽになっている気がするのは気のせいだろうか。何も書くことが見つからないだけでなく、考え事すらしていない。以前は、いつもいつも何かを考えていた。他の人はどうなんだろうと思って、とある友人に聞いてみた。
「みんな、あんまりそんな考えないのかな?」
「考えてない考えてない。もう、ぜーんぜん何にも考えてないよ」
といわれた。
本当だろうか?
実はいまだに疑っている。みんな本当は、頭の中でいろんなことを考えているんじゃないだろうか。それは、新しく起業し、このアイディアでいっぱつもうけたろう！とか、スーダンに対する国連の今後の対応はどうなるのかとか、研究室のゼミを新しい形式にしてもっと実験に気合が入るようにするにはどうするかとか、菓子乃季はあちこちにあんなに支店を出して、本当にやっていけるんだろうか、とか、それはそれは社会の役に立ちそうな、あるいは、自己啓発につながりそうな、もしくは、哲学的思索を、重ねているんじゃないだろうか、と思う。
それなに、自分はこんなに頭空っぽでいいんだろうか。もし、更年期障害でも始まったら最後、自分はすぐにスカスカ脳味噌をもてあまして、社会のくずと化してしまうかもしれない。
という不安が心をよぎる。
今日見たテレビで、更年期障害にならないために、においを嗅ぐのがいい、というのをやっていた。あと、もっとも良いのは恋愛。
匂いと恋愛。
微妙に、生々しい共通点を持ちそうな二つだ。
匂いといえば、トビーは、毎日激しく匂いを嗅いでいる。うるさいほどに荒い鼻息を響かせながら、匂いへの執着には特筆すべきものがある。この前なんか、メスのコーギーのおしりの毛皮に鼻先がうずもれるほどの勢いだった。このぐらいの勢いがあれば、更年期障害なんか近寄りもしないに違いない（犬だし）。しかも、相手はメス犬。まさに、恋愛しながら匂いを嗅いでいる。効果倍増の予感がする。
人間も、この行動をお手本にすればいいのだ！とは思うのだが・・・。
なかなかね。。。。
