のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

 医学分野の実験はいい加減らしい

今日の新聞で、実験結果から、どの程度の確率だったら偶然ではなく真実だといえるか、というのについて書かれていた。物理学分野では、99%程度の確立では聞き置く程度、99.99%では興味深いながらもまだまだで、99.994%で大体決着、99.99994%ないと文句なし、とは言われないそうだ。それが、医学になると、95%の確率を超えれば、差が確認されたとされ、90%でも傾向が見られた、と言われることすらある。と言う話。これは、農学の実験をしていた私に言わせれば驚きの事実。医学の実験なんてチョーいい加減、だと言うことがよくわかる。95%の確率なんて、5%の危険率、で優位だと言えるかどうかなんだから、自分自身でほんとーか?と思うような結果でも差があることがおおいのだ。すると、発表では、これこれの条件下では、という限定を言い訳がましく強調しなければ気がすまない。5%の危険率での差なんて、ほんの少し条件が変わっただけでも、簡単に吹き飛んじゃう、ということがわかるから。


かくして、牛乳を飲んだら記憶がよくなるとか、大腸がんによいとか、とーってもあやふやで限定的な場合にしか言えることじゃないんだって言うのがよくわかったのでした。