のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

川棚温泉の瓦そば

今日は日曜日なので、8時におきて床屋に行き、その後12時に家を出て川棚温泉までドライブし、瓦そばとうな丼を食べた後、下関大丸のスタバでお茶をして帰ってくる、と言う予定だった。


が、10時26分現在、私はこんなところで日記を書いている。
寝坊したのだ(半ば故意に)。ベッドを抜け出してからまだ30分しかたっていないが、予定された人であればすでに首に大きなマントをかけられて床屋の椅子に座っているはずだ。ずいぶん先に行ってしまったその人に追いつくには、かなりスピードを上げてあとを追わなければならない。シャワーを浴びるのも超特急で、体を拭くのもそこそこに、転がるように床屋に駆け込み、待っている人を押しのけて強引に鏡の前に陣取っても、そのころには11時は回っているに違いない。嫌がる床屋を脅しながら急がせて出来上がった少し中途半端な髪型を気にしながら、あわてて家に戻り、トビーをハウスに急きたてて車に乗り込んで出発するのが、よくて1時。きっと、心臓は早鐘のように激しい鼓動を繰り返し、気持ちはすっかり疲労の域に達しているが、まだ1時間の遅れがある。事故かスピード違反ぎりぎりに飛ばすのは、何よりも精神的に大きなストレスだ。それでもがんがん飛ばせば、もう少し遅れた時間を取り戻せるかも。


というふうに、無理に急ぐのは精神にも体にもよくない。
なので、あっさりと予定を放棄し、今日は家でピザを取ることにしよう。ゆっくりご飯を食べながら、二人で夫が抱える大量の仕事をする。もともと、一日中やっても終わらない大量の作業を、川棚温泉から帰ってきてからやろう、というのは無理がある計画だったのだ、と私は夫に宣言した。


かくして、節度ある、常識的な妻の模範的振る舞いを示した私であるが、川棚温泉の瓦そばは美味しい。柔らかな食感の錦糸玉子と薄切りの牛肉が乗っかった緑色のそばは、熱せられた瓦の上でジュージューとこおばしく焼ける音を立てながら運ばれる。それを箸で崩し、つけ汁につけてずるずるっといただくのだ。そばの焦げた部分がぱりぱりとしながらまろやかな汁の味と口の中で交じり合う。くー。


来週、いくぞー。