昔、オーストラリアの大学に滞在していたときのこと。
そこでは、毎日研究室のみんなでロビーに出てお茶をする習慣があった。普段は各自自分のお茶と、食べたければ自分のお菓子を持ってお喋りするだけなのだが、誕生日には、その本人がホールのケーキを持ってみんなに振舞ってくれるのだ。
誕生日にはみんなにケーキで感謝の気持ちを表現する。
よいではないですか。
かく言う私、きょうは誕生日なんである。
今日一日、みんなに感謝をふりまこうと、決心。
というわけで、見に来てくれたあなた！ありがとう！
あとついでに、西洋占星術では、ソーラーリターンといって、自分が生まれたときの太陽の位置と同じ時間の星の配置でその誕生日以降の一年を占うという手法がある。
誰かが言っていたが、その一日の星の配置で一年が占えるのならば、逆にその一日をどう過ごしたかが、その一年のありように反映するのもありじゃないか、という考えがあるらしい。
で、その考えた人は、その日一日を、自分がいつもこうありたい、と思うような過ごし方をしたところ、見事にその年はそういう風な一年になった、らしい。
まぁ、一年すべてにその効力があるかどうかはわからないけれど、今日のところは時間を無駄遣いせず、もりもりやりたいことする一日にしよう！と決心。
すると不思議ね。怒ったりむかついたりするのはやめようと思うし、生産的なことしようとおもうし、食べ過ぎないようにしようと気をつける。
思えば、一日を大切にするってこういうことなのかも。
そんなことまで実感できる誕生日なのです。
