のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

感謝

最近、とても良いことがありました。
それは、周りの皆様のおかげなので、深く感謝です。
どうもありがとうございます。


この事実に私はとても深い感慨を覚える。
なぜなら、私はしばらく前に自分が手に入れてきた様々なものを投げ捨てて以来ずっと、
ひとりぼっちで立っていた気がするから。
正確にはすべて何もかも捨てたわけではないのだけれど、なんだかそのあと
しばらくのあいだ私は私自身から離れて、ずっと遠くにいた気がする。

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私が好きなもの。
飛行機の離陸。
スペースシャトルの発射。
そして、銀河鉄道999が空へと伸びる線路から離れて宇宙へ飛び立つあの瞬間。


本日、友達との待ち合わせ場所に異様に早く着いた私が、時間つぶしのために入った
渋谷東急プラザ紀伊国屋書店で、ポール・オースターの新作だと思って手に取った
本は、小説ではなかった。
それは、
「ナショナルストーリープロジェクト」
という、アメリカ全土から募った実話集で、その前書きにはこんな一節がある。


「私たちは完璧であったことはないが、私たちは現実なのだ」


EFTセミナーから帰る電車の中で、私は少し混乱していた。
ついさっきまであたりは親密で開放的で平和な雰囲気に満ち満ちていたのに、
一歩外に出るとそこは別世界で、
だれも空を飛ぼうとしてはいないし、どこにも『線路』はない。
その大きなギャップがわたしに教えたのは、
世の中の圧倒的な混沌だった。


現実に、ものにはその大きさに応じた重さがある。
けれど、その「重さ」自体が、そのものの内包するエネルギーの現れだということも
また、その一部なのだ、と思う。