生活費稼ぎに、渋谷でお勤めを始めることにした。
お友達から紹介されていったその会社は、
新しいオフィスビルのひっろ〜いフロアの端っこ2列を
約6名ぐらい(未だ正確な人数は把握していない)で使っている
小さなところ。
でも、なんとなく気に入った。
引越ししたてで、あちこちに置かれている胡蝶蘭の鉢は、
巨大な白い蝶が一鉢につき20匹ぐらい止まっているように見える
なかなかゴージャスなもので、取締役の女性はとても気さくなよい感じ
だった。
昨日、紹介されて、今日、決定。
この突発的にハイパースピードな物事の進行ぐあいは、また?
という感じがしないでもない。
私の母校でメンタルな相談員をやるという仕事(でもボランティア)が
舞い込んできたのも、かなり突発的だった。
とはいえ、大学というところはなんやかんやいって、大変にのんきな
場所なので、話がきてから決まるまでは、一般企業では考えられないほど
ゆ〜〜〜くりしているけれど。
対応のスピードの差を久しぶりに垣間見た。
イカリソースが翌日会社更生法を適用すると聞きつけ、夜中零時の取締役で
支援を決めたというブルドッグソースの会社の社長にとっての大学職員なんかは、
まるで、サバンナをかけるチーターが上野動物園で笹食べてるパンダを見るような
ものなのかもしれない。
(かも、です。かも、ね。)
まぁでも、私は生まれつきパンダ系なので、のんきであることを批判する気は
毛頭ない。
それどころか、みんなもっとのんきになればいいじゃんね、と思っている。
本物のチーターだって、生活のほとんどの時間はのんきにしているし。
思っているんだけど、大学のある先生は私以上にのんきだったので、まぁ
スピード感は人それぞれで、いろいろだわね、と思ったわけです。