のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

雲に乗りたい

今日は会社で、午前中ずっと雲の分類について調べていた。
雲は、大きく分けて上層雲、中層雲、下層雲、対流雲というのに
分けられる。
上層雲は、高度6000m以上の高いところに、
中層雲は、6000mから2000mの間に、
低層雲は、2000m以下の低い場所
そして、対流雲は、対流してできるので、幅広い高度にわたって
形成される雲(当然、生成過程や形が異なるわけですが)だそうだ。


で、私に与えられた任務は、
下層雲の下限が大体高度どのくらいが一般的か、を調べることだった。


ちなみに国際的な分類の定義で言うと、地面から高度2000m
の間までできるものすべてが低層雲に該当する。
地面近くでできる雲は、霧とよばれる。


というわけで、むかし、『のんちゃん雲に乗る』、というのどかな題名の
童話があったが、乗るまでは行かなくても、雲にまぎれるぐらいは、
結構誰にでもできる。


透き通る青い空を見上げ、
そこにぽっかり浮かぶ白い雲を見る。
雲の上なんて、今、自分がいる場所からは決して届かない高みだと
思っていたけれど、意外にも、そこにあるのと同じ雲が、
自分の身の回りを取り囲むこともある。


行き着けないと思うから、行きたくないのだろうか、
行きたくないから、歩くことを始めないのだろうか。


変わりたいと思うのが変化への第一歩だと書いたけれど、じつは
それは、完全な孤独で始めることはできない。
(完全な孤独というのがあるのかどうかはさておき)
変わりたいと思う前には、今の自分とは別の姿があることを知るのが必要で、
だから何をしたいかわからなくても、
まず歩く。
そうすれば、空の高みにある雲は、
自分の身の回りにあるものと繋がっているのだと、
初めて知ることができるのだ。