のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

脳の発達

また、硬いタイトルにしてしまいましたね(ちょっと後悔)。


最近、友達が、年をとると涙もろくなる、ジェットコースターにも弱くなる、というので、
「そうねー、年を取るとどんどん鋭敏になるのよ。ヴァージニア・ウルフも『ダロウェイ夫人』のなかで書いてたよ」
としたり顔で答えた。
すると、
「なんで年取ると、敏感になるのかな?」
というので、私はぱっと思いついた考えを言った。
「多分、心身が弱くなるからじゃない?体が弱っている病気の人とかも、外部の刺激にとても敏感だし。精神的に参っているときも、ちょっとしたストレスがすごくひびくよね」
いいながら、おお、なんて素晴らしい意見なんだ、と思っていた。
「私のように、移動の多い、ストレスフルな生活をしていると、精神的に鍛えられて、つよくなるよ〜」
と、半年ほど前まで、ぬるま湯のような生活をしていたことは棚に上げ、すっかりえらそうに語った私であった。


が、その話をまた別の人にしたところ、また別の意見がでてきた。
曰く、それは脳の発達が関係あるんじゃないの?とのこと。
若いときは左脳が優位に発達して、年取ると今度は右脳が発達してくる。右脳が優位になると、情感が高まり、体感覚が鋭敏になったりするという話。
そして偉人の方々が、思索的に深い充実した仕事をするのは、統合脳が発達する40から50代になってからだという。


若いときに左脳?
その言葉を聴いて、身近な「サイキック」の人々は、小さなころのほうがサイキック能力が高かったという話を思い出し、
「でももっと小さいと右脳優位だよね?」
と、詰め寄った。
私は、感覚が鋭敏になるのは年取ってヨボヨボしてくるからかどうかはすっかりどうでも良くなり、脳の発達に興味が向かう。


脳は左右均等に使ってこそ、最大の力を引き出せる。
子供のときに右脳優位で、大きくなるにしたがい、どんどん理論的な左脳が鍛えられ、
それからまた右脳が発達して高度に発達した統合脳が出来上がるという成長のパターンは、多分、この人間社会で暮らしていくときに自然にそうなる流れなのだろう。
であれば、学校に行っている間に、理論的な左脳が育つ教育を受けることはそれなりに意味があるのでじゃないだろうか?
最終的に必要なのは、右も左も均等にバランスよく発達することなのだろうから。


年取って右脳、といえば、最近私は、昔よりも的確な言葉がでてきにくい気がする。
これって、右脳がもりもり発達しているおかげなんだろうか?
間違っても、脳天気な右脳が左脳を侵食してるんじゃないといいよなぁ(サヴァン?)
と思いながら、
右も左も、右も左もよ、
と自らのアタマに言い聞かせるのであった。