のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

隠れ日記1

この日記は、隠れて書いています。
カレンダーの中で過ぎ去った日を、偶然にもクリックしたあなただけが読める日記。
これは、おおっぴらに皆に公開するほどの内容じゃないけど、
全く衝動的に書きたいことだけを書いている、そういう日記です。


まついなつきさんという、占星術研究家の方がいて、今度その方の講座を聞きに行こうかと考えている。
その人の最近の日記に、
「相性のオニ」という心躍る言葉が書かれていた。
なぜに彼女が、相性へのかくも強い興味を持つのかといえば、
そこには、個人の限界を他者との組み合わせが超えていく、という理由があげられている。


その言葉に私は打たれてしまった。


『遠い遠い昔のこと、
彼女は首が痛くなるほど長い時間、
異国の夜空を見上げて「流れ星」を待っていた。
けれど彼女が本当に待っていたのは、
夜空を駆け抜ける星ではなくて、
熱望する願いが叶えられることだった。
そのとき彼女は恋をしていて、
新しい自分がそこから生まれると信じていた』


それが恋愛であれ、仕事であれ、とてもみじかに過ごす人の存在は、自分の力を何倍にも大きくする。
それは、自分には困難だと思う道を現実に切り開くことを可能にする。


一生涯の前半に、自分の限界を知ることは幸福だと思う。
なぜなら残りの後半は、他の人と手を結ぶことに費やせるから。
二人が並んで立つとき、いつの間にか魔法の杖が手に握られている。
でもどうやら、魔法の杖を使いこなすには、それなりの経験が必要らしい。
全く初めて使う道具が全てそうであるように、そして使いでがある道具ほどそうであるように、使い方をマスターするのはそう容易なことではない。
それでも、二人で立つとき、自分が行きつけなかった新しい道が見える。
手にした杖がそれを照らしているのだ。
それを、進むのも進まないのも選べる。
杖を振るのも、手放すのも、選べる。
選べることは幸福なことだ。
何が起きても、それは私の選択だったといえる。


『星を待ち続けた彼女の前に、
光の軌跡は訪れなかった。
それでもあきらめ切れない彼女は、別の時間、別の場所で
新しい願いを星に託した。
空に浮かぶ小さなひし形の星座に、
その思いをしまいこんだ。
いつか、また来るから。
また、今度ね。
そういって、くるりと後ろを向いて走り出したとき、
彼女の背後で星が流れた』


個人の限界を超える。