今日は、会社の女性の上司にパワーランチをご馳走になった。
セルリアンタワーの陳健一のお店で、漢方が織り込まれた四川料理。
魅惑の黒酢豚 いももち添えとか
翡翠色のズワイガニが入ったふかひれスープ クコの実をちらしてとか、
陳健一特製麻婆豆腐御膳とか、
その他７品の大変高級なパワーランチでございました。
さいとうさん、ごちそうさまでございます（合掌）。
さて、そんな性格も気前も良い上司が、実は私と同じ高校の先輩だったということが判明した今日のランチで、もっとも私の目を引いたのは、そこにいた女性５人が次々に
「これいいわ〜〜」
と手にとっていたペッパーミルならぬ山椒ミル（陳健一の麻婆豆腐は粉山椒がたーっぷり）ではなく、
はたまた、そのメンバーの中の私を除く全員が体のどこかにポリープを持っているポリ友であったことでもなく、
ランチの最後に出てきた杏仁豆腐のシロップの中に浮かんでいた、小さなハートの形をした金箔だった。
んまぁ〜、と思わずみんなで声を上げた。
お米を半分に割ったのよりもさらに小さな小さな金色のハートに私は目も心も釘づけ。
こういう、ちょっとキッチュなぐらいの可愛らしいものが結構私は好きなのだ。
だがしかし、スプーンを入れてみると、さすが金箔。すぐに折り重なって固まりになり、形が良く分からなったり、スプーンにぺったり張り付いてとれなくなったり。
そこで私はハタと気づいた。
青海苔が歯につくみたいに歯についちゃったりして。
電話番の男性社員一人を残して、会社の女性５人そろって１２時に食事に出て行ったきり、なかなか戻ってこないと思ったら、２時過ぎに帰ってきて、
「＊＊くん、電話番ありがとぉ〜」
そういって、並んだ５人の歯にそろって金色のハートがキラッ、なんて想像しただけで心が和むパワーランチなのであった。
