のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

Magic in Orlando(2)

明日書くと言っておきながら、
すでにあさって。
素でも時差ぼけ。


・・・・・・。
ごほごほっ。
(微妙に韻を踏んでるから許してもらえるかと思って・・・)


えーっと。
そう、プロローグは成田で。
帰国してからすでに3日がたつのに、日記的にはまだ出発地成田、というのがなんて私らしいブログ。


セルフ突っ込みが得意すぎると先に進まないので、
それはさておき。


世の中は、誰かさんの作為的な偶然に満ちている。
セミナーの6日間は、ずっとそんな感じがしていました。
色々なタイミングで、ドアをあけたり、ドアを閉めたり。
それを神さまは、JRのダイアグラムを作っている人よりも、
メジャーリーグのゲームスケジュールを作っている人よりも、
もっと周到で緻密に、そんな計算があることすら気づかせないほどエレガントに
全てをやってのけている。
そう思えるぐらい、なんだか満足のいく日々でした。


成田であった彼女は、とても可愛らしく、活気に満ちていて、そしてずっと気にかかっていた人でした。


彼女から、屋久島の話を聴きました。
そこにいくための手段(鹿児島から飛行機に乗るか、高速船に乗る)
行った先での宿泊施設(いくつかのお勧めの民宿やホテル、それらの配置)
縄文杉のある場所まで片道5時間のハイクについて
(体力を養ってから行こうという私の先送り思考よりも、体力が失われる前に行け、という的確なアドバイス)、
素晴らしい滝の数々、
幾つものに山に囲まれて島の中央にそっと守られている太忠岳、
素晴らしい森の数々。
もう少しでその島に住み着くところだったと言う彼女は、柔らかな、けれど熱意のこもった声で、現地ガイドよりも情熱的に、惹きつけられてやまないその島を語ってくれました。
そして、それに引き続いて話してくれたのは、
動物たちが闊歩するサバンナの真ん中でキャンプをした彼女の一夜について。

オーランドの、ありきたりなデニーズで、
私たちは、
しっとりと湿った苔がびっしりと足元を覆う屋久島の森を歩き、
そして、
遠く地平線がかすむタンザニアのサバンナを見ていたのです。


会場となったシェラトンは、21階建てのキッチュな青い色の円錐形のタワーです。夜に稲妻が光り、何か普通ではないことが起きる、そんな舞台のように私の目には映りました。
最上階のペントハウス(があるのかどうかはしらないのですが)にとまっているバンドラーが、ファンタジアのミッキーマウスみたいな衣装で魔法の杖を振っている姿が想像できる、というのは私のうがった見方かもしれません。


何も、変わったことは起きなかった。
そういってもいいのかもしれません。
実際、私には何の変化もなかったと言ってしまっても間違いではないかもしれません。
私が長い時間を共にしたある人は、感じられそうで感じられなかった目に見えないものをきちんと読み取ることができるようになりました。
また別のある人は、過去感じたいと思いながら断念した何かをふいにしっかりと受け取ることができ、そしてそのことを、とても穏やかな瞳で打ち明けてくれました。
私自身はといえば、何も見えたり感じられたりするようにはなっておらず(前回ハワイに行ったときとはちょっと違って)、けれど彼女たちの変化を見守ると言う、当初の目的が叶えられたというだけのことなのです。


でも、私にもちゃんとメッセージは用意されていました。


Yesterday is history, tomorrow is mystery, today is a gift.
That's why it is called "present".


昨日は歴史で、
明日はミステリーで
今日と言う日は、ギフトだと、
それは、プレゼントなんだと、
夢見るような瞳をした彼女が、一番伝えたかったというこの短いフレーズを聞いただけで、涙がこぼれました。
セミナーでは、伝えたいメッセージを無意識に落とし込むためのスキルと言うのをやるのですが、彼女の声が全てを私に届けてくれた、そういう瞬間でした。


お隣では、セミナー終了後のパーティーが行われていました。その人々の楽しげなさざめき声を遠くに感じながら、彼女の優しさに満ち溢れた瞳を間近に見ていました。


『今日』は、私たちに与えられた贈り物なんだよ。


何もかも深く包み込むように、優しく囁く彼女の声は、そのあともずっと、飛行機に乗ってからもずっと、私の耳の奥にこだまし続けていました。


今回のアメリカ滞在では、あまりにもピンポイントの狭い範囲内でしか行動せず、しかも日本人が周囲にうじゃうじゃいて、全然アメリカにいたっぽくなかったのですが、でもあめりかだったよな、帰ってきてそう思います。


時差ぼけを早く直す方法: 
旅先を懐かしまない。戻ってきたこの場所だけをしっかりと見る。
(↑添乗員のAkikoさんから教わった方法です)


今日からEFTセミナーのレベル3が始まっています。