のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

Magic in Orlando(1)

オーランド(Orlando)の英語アクセントは、「ラ」にアクセントがきます。
大昔のアメリカ滞在中、
ーランドと、元気に日本語発音して、
「?」
とセクレタリーであり私のLandlady(大家)でもあったLynnに聞き返されていたとき以来、ほぼ10年ぶりにその地に私は足を踏み入れました。


10年って凄いね。
ほんとうかしら?
と自分で思ったけど、どうやら本当っぽいです。


その10年の間に、私が何をしていたか、それはひっそり自分の胸の中だけで思いを馳せることにして、今日は、つい数日前まで参加していた、
NLP創始者の一人、リチャード・バンドラーとジョン・ラ・ヴーユによる
トレーナーズ・トレーニング2006
セミナーの間に私が見聞きしたとある女性について書こうと思います。


このトレーニンセミナーは、そこにいた多くの人にそれぞれが心に望むものを提供する、ちょっと不思議なセミナーなのではないかと思っています。
カリスマエンハンスメントというサブタイトルもあり、単にトレーナーになりたい人だけのためのセミナーではありません(実質的には、NLPのトレーナーを目指す人が大多数でしたけれど)
一説によれば、リチャード・バンドラーその人は天才であり、そこに参加した人は彼の天才振りを目の当たりにして、それに大きな感銘を受けることはあっても、だからと言って自分ができることを学ぶのは少し難しい、という話でした。
つまり、彼は噛み砕いて教えること自体はさほど得意ではない、という評判を私は聞いていたのです。


まぁでも、人は常に、他人との接触を通して成長する、という持論を持っている私のこと、そんな凄い人に会う、そのこと自体で私の何かが動くに違いないと、最初はそんな楽観的な気持ちでいました。


でも、何しろ高額なセミナーなので、それだけではやはり勿体ない。
そう思った私は、遅ればせながら行きの飛行機の中で、最近少し混沌としつつある自分の心中をいろいろと探りながら、もっと明確な、セミナーに参加することで得たい自分なりのアウトカム、目的というのを考えました。


そして、一つ心に決めたのが、
これまで沢山の人々にマジックをかけ変化を促してきたバンドラーのもとに、自らも何かの変化を望んで集まった人々の、変化を見守る、と言うことでした。


そこいるのは、他のいろんな可能性を切り捨て、時間とお金というエネルギーを注ぎ込んで集まった人々です。
そういう人々がたった6日間の間に、どういう風に変わっていけるのか、それを私は見たいと思っていました。


そして、私のアウトカムは、きちんと達成されたようです。


私の旅は、ちょっとしたトラブルで始まりました。
本来ならば、他の何十人といる参加者と一緒に同じ飛行機で行くはずが、自分だけ別の便に変わったのです。そして、その同じ飛行機には、もう一人、また私とは別の事情により、飛行機を変更した同じ参加者の女性が乗っていました。


作為的な偶然は、私が後からとってつけたようなアウトカムを決めるより先に、用意されていたというのが不思議なことです。
けれどとにかく、それから私が見届けることになるストーリィのプロローグは、成田で始まりました。


(時差ぼけが続くと困るので、続きは明日)