のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

エスカレート

NLPは、
自分が生きる姿勢、を形作るその方法を教えるものであり、
そして、
誰もが、その姿勢を選ぶ自由を持っている、という事実を大事な前提として
提示しています。
そして、それを実践する過程で重要となる3つの柱が
どこに行きたいか、という目的と、
感覚の鋭敏さと、
柔軟性、ということになります。


と、簡潔にまとめておりますが、その内容はなかなか深く、説明すると長くなるので、また例によって割愛することにして、今日は、その中での『柔軟性』について、また一人でたのしい発見をしたのでそんなお話を。。


昨日、また私は例によって、最近の私の師匠である素敵なおばさまとお友達をたずねていきました。
いつでも彼女たちに会うときは、私のそのときの状況にぴったりの必要な答えが得られる、大変ありがた〜い方々です。
そこで聴いた話によると、


「何か、自分の欠点や考え方で正すべきことがあれば、それを学ぶべき機会がやってくるんだけど、そこで気づかないともっと大きな試練がやってきて、それでもダメだと、もっとさらに深刻な事態になるのよ。だから、早く自分から気づいたほうがいいの」


ふむふむなるほど。
これは、いわゆる精神世界の話として聞いたもので、自分の過去のカルマや現世の良くない行い(考え方)に基づく病気や事故や怪我や、生活上のトラブルというのは、その自分を反省して改善しない限り、どんどん背負うべき試練は大きくなる、という話です。
私は、素直にうなづきながら耳を傾け、そしてその帰り道、ふとあることに思い至りました。


ん?似たようなことを、バンドラーも書いておりましたよ。
それは、


「人間のは、何かをやってうまく行かないと、重ねて同じことをエスカレートさせていきながら、何度もやり続けるという癖がある。その方法はうまくいかないっちゅーのに」


これは、たとえば子供が言うことを聞かないと、最初は注意する、それでも言うことを聞かないと、大きな声で注意する、それでダメだと叫ぶ、でもだめだと手を上げる、というように物事をエスカレートさせていく傾向があるということです。


で、バンドラーは、
そのやり方でダメなら、別の方法を試すべきだ、と言います。
いわゆる、引いてだめなら押してみろ、ですね。
そして、そのために要求されるのが、黄金の『柔軟性』であり、
ダメだという結果は、大事な情報を与えてくれるフィードバックであるという考え方なのです。
これがまさにNLPの一つの大きな核です。


で、ですね、私は最初愚かにも、精神世界のルールは、愚かな人間の癖といっしょじゃん、それってもう少しスマートな手法にしとけば、愚鈍な私たち人間も早く気づけるのに。
神さまも、もう少し考えればいいのに、と不遜なことを思いました。


が、しかし、よく考えてみれば、人間に事故を起こすのも、病気になるのもこれすべて人間自身のなせる業。てことは、人間がそういう癖を持っているからこそ、自分の過ちに気づかないときに訪れる「学びの機会」もエスカレートする構造になっておるのでないですか!


当たり前と言えば当たり前なんだけど、
自分的にはちょっと納得したので、今日の日記に書いてみました。


結論:
精神世界の構造とは、不思議でもミラクルでもなんでもなく、意外に現実的な人間の営みそのものである。
make sense.