のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

表情の不思議

(しばらくお休みしてました。にもかかわらず、いつも見に来ていただいて、
深くふか〜く感謝です。
心から、ありがとうございます。
今日からまた、まじめに頻繁に更新します。
ぜひまたよろしくお願いしますです)


今日は、夕方久しぶりに映画を見ました。
ジョン・ル・カレの秀作、ナイロビの蜂、です。
これは、私は昔、文庫で読んでいて、素晴らしい作品だと思っていたので、
ぜひ、映画も見たかったのでした。


またこの映画は、主人公役の俳優が、
私の好きな「イングリッシュ・ペイシェント」の主人公役でも
あったせいか、(あるいは製作元がいっしょなのか)なんだか、
映画広告自体もイングリッシュペイシェントに似ていて、それも
惹かれていた理由でした。


で、見てみた感想として最初に言うのもなんですが、
あれですね、
この映画は、原作を読むより先に映画を見たほうがいいですね。
いや、映画としての出来はとてもいいと思うのですけれど。


たとえば、グリーンマイルが原作読んでからでもOKな映画なのとは、
ちょっと対照的です。
主人公の妻、テッサの詳細な足取りを追う緻密な描写と構成が映画だと
描きにくいからかも知れません。


とはいえ、アフリカの大地の映像には息を呑むし、スリリングな
カメラワークも印象的で、押さえが利きつつも心情も丁寧に
描かれていて、長いのに飽きること無くかなりよかったです。


でもですね、私がここで書きたいのは、
その前にみた数々の映画の予告で感じた
日本映画と、ハリウッド映画と、韓国ラブストーリーと、そして、
イギリス映画、
そこに出てくる人々の表情の違い、です。


違うんですわ。
最近みた、とある日本映画では、なんだか俳優さんの表情が日常生活で
人々を見るより、明らかにわかりやすくしているわぁ、と私は感じ
(普通の人って、もっと無表情で生活している)、
それにある種のわざとらしさを感じたのですが、
韓国映画での人々の表情って、また日本人と違うのですね。


もっと、葛藤が少なそうな顔してます。


あるいは、葛藤そのものがシンプルそうな感じです。


私の韓国人友人から類推するに、
韓国の人って、日本人よりも、感情がストレートのような気がします。
ストレートに出す、のもそうかもしれないけれど、
日本人ほどあまりぐちゃぐちゃ考えない、様な気が、するのです。
それと、感情を表に出すことに抵抗が少ないのと二つの理由があって、
あの、素直にそのままの感情が表れる表情がうまれるのかな、と
思ったわけです。


そして、あのストレートさが、
韓国純愛ラブストーリーだととくに気持ちよい、
というのが人気の秘密なのかもしれない、
そんな感想を、映画とは全然関係ないところで感じたりしました。


久しぶりに、映画に行くと、とっても感じるところが多いのでした。