窓の外に広がる夜景。
暗い空との狭間でいくつも煌いている街の灯りが、
今日はやけに落ち着かなく震えている。
遠くを行過ぎるトラックのクラクションとエンジン音が
ビルに反響しながら、まるで恐竜の鳴き声みたいに
夜空に重く響き渡る。
いつもどおりの、ありふれた夜の景色を私は見つめていて、
窓の向こうに広がる、
穏やかな変化が「ずっと変わらない」安心を保障する
柔らかな日常につつまれている。
昨日と今日は、仲良く手を繋いでいて、
今日と明日が、静かに並んで座っている。
その同じ平穏のベンチに、私はずっと佇んできたのだと思う。
不思議なことに、人から何を言われても、
私はなんとなく自分がずっと佇み続けていくような気がしていたのだけれど、
どうやらそうでもないらしい。
歩くときが来たら、歩こうと思うし、
走る時期が近づけば、きっとダッシュもできると考え始めている。
日本には、沢山のいろんな人々がいて、それぞれ自分に出来る様々なお役目を果たしているようです。
今朝、関東地方に地震があるかもしれないという話を聞いて、その予測されたほぼぴったりの時間に、地震が（別の場所に）起きたことには驚かされました。
というわけで、昨夜、地震対策にミネラルウォーターを２本追加買いしたと、夫に自慢げに語ったら、
「それだけ！？」
と、至極まっとうな反応をされてしまいました。
海外旅行に行くのに、前日の午後に準備を始めるぐらい普段から用意周到ではない私ですが、
さすがに、今回のことで
「ボヤボヤしていられない」
そんな気持ちになりました。
でも、そんな非常事態を想定したとき、
浮かんでくるのは、必ずしも悪い考えばかりというわけではありません。
最近、上空から見たときの丸太体型が気になりだしてきたトビーですが、
万一、私が帰宅難民になって１日、２日帰れなくなっても、
丸太君なら大丈夫！！
これはもしかして、トビーなりの震災対策だったか！？
と思うと、
私の留守中、かばんを漁ってソフトキャンディー２パックを平らげた
最近の素行不良も何かの意味があるのかと、ふと思いなおしたりするのです。
（いや、絶対違う、けどね）
