かなり長い間、日記書きさぼったなー(頭を掻き掻き)と思っていたけれど、よく見たら前回からまだ20日ほどしかたってないではないか。それほど休んでいたわけじゃないのね。
毎日書かないことへの後ろめたさがあったからか、書かない時期が長く感じていた。人間、これをやらなきゃ、と思いながら過ごしていると、やってもいないのにそれなりに疲労するものである。
それなら、気がかりに思うだけじゃなくて、行動すりゃいいのだ。
それをなぜ行動に移せないのか。うーん。
などと考えながら、本日の夕食に私は、非常食用のアルファー化米の五目御飯を食べた。
とくに地震が起きたわけでも、水道やガスが止まったわけでもない。なのに、お湯かけて20分も待たなければならない、ちょっと面倒なお食事をなぜしたかというと、非常時のために買った保存食の賞味期限が切れていたからである。
しかも、2年前に。
あ、2年前に買ったのではないよ。2年前に、賞味期限が切れていたのだ。
この賞味期限切れには以前からうすうす気づいてはいたけれど、放置していた。しかしこのたび夫が、部屋の隅の段ボール箱の上で埃まみれになり、印刷の文字も薄れゆく哀れな小箱を発見した。
しみじみと観察したあと、
「これ、賞味期限が2014年3月って書いてあるけど」
と私に突き付けてきたのだ。
そして、在庫処分に踏み切った次第である。
食べてみると、これが意外なくらい、不味かった。
なにコレ?と思うぐらい。
けれど、それは5年の保存可能期間を超えて、さらに2年の熟成(?)期間を置いたからに違いない。本来であれば、もっとおいしく食べられたのだろう(おそらく)。
アルファー化米の五目御飯は、保存期間がいくら長いと言っても、さらに放置するとそれなりに劣化が進む、ということを知る良い機会であった。
写真は、結構おいしそうに見えるんだけどなぁ。
しかし、これは非常時ではなく、常時に食べているので、不味い、とか贅沢なことを言いたくなるのかもしれない。
地震が起きて、コンビニに走っても、棚は全て空っぽ。つぎ、いつ食品の入荷があるかわからない。
昨日は、なんとか買い置きのカップヌードルを節約しながらしのいできたけれど、明日は何も食べるものがない!ひもじい!!というような非常時とももなれば、
「お湯をかけて、ホカホカごはんが食べられるなんて、幸せーー!」
とプラスチックのスプーンを握り締めて叫ぶのかもしれない。
「飢え」は、何物にも勝るスパイス、とはよく言ったものだ。
ぜひ次回は、部屋の電気を消して、2日ぐらいろくに食べていない、という妄想シミュレーションでもしながら食べてみたい。
なーんて言いながら、結構もりもり食べちゃったんだけどね。
日常においても、少し不味いぐらいなら全然問題なく食べられる私なのであった。