突然ですが、最近、美魔女って、聴かなくなりましたね。流行らなくなったのでしょうか? それとも単に、私が関心のあるそぶりを示さないので、賢いChromeさんが忖度して目に触れないようにしてくれるだけなのでしょうか?
わたしも、内実は全く伴っていないとはいえ、立派な美魔女を名乗れる年齢域に入って久しいわけですが(伴ってなければ名乗るも何もアナタ・・・ということはさておき)、年を取って求めるものはもっと別にあると、思っているクチです。
それは何かというと、林住期を過ごすということなんですね。
ヒンズー教では、理想的な生き方として、人生を次のように4つの段階を踏んでいくものとされています。
成人してから25歳までが学生期で学ぶ期間
25~50歳までは家住期で家庭を作り仕事に励む時期
50歳から75歳までが、待ってました!林住期で、仕事や家庭から卒業し林に隠棲し、精神的な修行に励む期間
その後には75歳から100歳の遊行期っていうのもあって、そこまで行くと定住せずに遊行するって専任のようになっていくわけです。
いま、ちらりと検索をしてみると五木寛之さんも林住期を人生のクライマックスと呼び、その人気は確かなものだと思うのです。私も小学校のころから、引退を心待ちにしておりました。
しかし一方で、最近気になるのは、人生100年時代、生涯現役とか言われて、引退なんかしないで働こうぜ!という、という風潮があるとです。風潮というより、明確な「高齢者の就労促進」の政策です。
一方の林住期は、仏教で言えば解脱への悟り、精神的な修行の時期なのです。それはどうなってしまうんかいなぁ、と思っていたら、なんとwikiには、インドでは「バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャの三つの階級に属するヒンドゥー男子に適用される理念的な人生区分」と書かれていました。
なんと、カーストの一番下のシュードラは、上記3つの階級の人に仕えることが義務なので、林住期とか適用外なわけですよ。
まぁ、私は女性ということになるので、それ以前に関係ないことになるんですけどね。
関係ないからいうけど、古代インドのひとから見れば、一億総活躍社会は、一億総カースト下層社会ってことになるのかもしれませんなぁ。