のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

今日は、EFT練習会がありました。

EFTとは、感情のつぼをタッピングすることで、自分に問題を起こしている
ネガティブな感情を取り除く、というテクニックです。
ネガティブな感情とは、それが邪魔してうまく前に進めない、ものを言います。
悲しみとか、恐れとか、不安とか、憎しみとか、そういうものたちです。


EFTではそのつぼをたたくとき、その焦点となる気持ちに意識を集中させる目的で、
その感情を表す言葉を言いながら、つぼをタッピングします。


「悲しい」とんとん「悲しい」とんとん「悲しい」とんとん
あるいは、
「**の馬鹿!」とんとん「**の馬鹿!」とんとん「顔も見たくない!」とんとん
みたいにね。


そして、その感情がものすごく強烈なうらみつらみだったとき、
正直な気持ちを表す言葉が、あまりに口汚いものだったり、禍々しいものだったり
することがあります。
そういう悪い言葉を口にしてしまってよいのか?
今日、そういう質問がでました。


言葉には、それ自体力があります。
口から出た言葉は、それは現実になるといいます。
その思想は「言霊」と呼ばれ、だから、気安く悪い言葉を一切口にしてはいけない
とも言われています。


けれど、EFTは逆にその言葉の力を使うテクニックなのです。
自分が今までそう感じることすら許さず、押し殺してきた感情を、
そこにあると認めるために、
あることを知って許すために、
その言葉を使うのです。
自分の口から出た言葉は、自分自身がずっとしまいこんできた感情の
ありかを自分に教えることができるのです。
EFTで使う言葉の力は、そういうふうに使われます。


一方でたしかにその力は、現実になることにも使われたりします。
なのでもし、あなたが何か禍々しい言葉を言ってしまって、その力が「現実」に
力を及ぼすのが心配ならば、その禍々しさを打ち消す言葉を言いましょう。
それがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、言葉は力を持つ
のですから、打ち消すこともできるのです。


言霊の思想は、たぶん、言葉に振り回されないようにしましょう、というのが
真髄ではないかと思います。
私たちが何気なく使う言葉には、大きな力がある、
その力とは、ある一点に意識を集中させる力です。
だからそれを、有意義に正しく使いましょう、そういう教えなんだと思います。


ついでに、
「悪い言葉」で表現される「ネガティブ」な感情とは、
大体、自分の身を守るためのよろいです。
ハリネズミが全身トゲトゲになって近づいてきた誰かを傷つけたとしても、
あるいは、
強く握り締めたこぶしの中で爪が手のひらに突き刺さったとしても、
トゲトゲや爪は、もともと大切の自分の一部だと、知ってください。
力を抜けば、トゲも爪も凶器じゃなくなるというものです。