のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

最後が大事

文章においては、結局、最後の一文、文節が一番印象に残る。
最近では色んなところで言われている文章テクかもしれないが、私はこれを、D論をかいているときに担当教官から教えられた。

私の書く文章が、どういう結論が言えるのか言えないのか結局どうなのか?、と突っ込みたくなるようなのらりくらり逃避型だったために、様々な前提条件、制限条件を数え上げながらも、でもウソぢゃない!と威張れる言い方(?)を教えてくれたのだった。


それはともかく、要は「最後が大事」ということである。
そして私が思い出すのはデリコの「last smile」。


この曲は、私にとってのデリコベストなのだけれど、このlast smileを、私はほとんど無意識に「微笑み続けている」のだと思っていた。(おはづかしながら)
でも、それならkeep smiling、あるいはthe smile lasted(か?)。


だがしかし、
彼はただ向こう岸でlast smile
というリリックが歌われるとき、私の脳裏に浮かぶのは、
そのまま凍りついたように変わらない彼の笑顔だった。


でもきっと、結局は同じことなのだ。
私が最後に見た彼が笑顔ならば、
きっと私の中で彼は笑い続けている。
ずっと。


「最後に」と「持続する」という二つの意味を持つlastという単語は、こうして私の中で
一つのコトバに結晶化した。