のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

今、願望達成へのアプローチというのを考えている。
もちろん、EFTNLPを使って。


世の中には、潜在意識の力を使った願望達成の仕方を教えている様々な教材(本とか、CDとかe-bookとかメルマガとか)があるけれど、そこで述べられている核は共通している。
その願望をできるだけ明確にイメージする、とか、
そのイメージを楽しむ、とか、
イメージしたら、そのあとは今できることを一生懸命やる、とか。


で、そういうのを忠実に実行できると願望が達成できる。


だがしかし、
それを忠実に実行すること自体が、じつはなかなかに難しい。
かくいう私もその一人。


たとえば、できるだけ明確にイメージ、といっても具体的に希望通りのイメージをするには、「そりゃー無理だろう」「ありえないだろう」という自分の中の制限や抵抗感をかわしていかなければならない。
楽しく「願望達成」のお城を立て始めたところに、レジスタンスから雨あられと矢とか銃とかで一斉攻撃をかけられているようなものである。
イメージを楽しむのも、達成した願望にコミットメントして喜びを感じるということだろうけれど、これも周囲からいつ銃弾に打ち抜かれるか分からない状況では、おちおち楽しんではいられない。
今できることを一生懸命、というのも同じ。


そういう抵抗軍(レジスタンス)は、一体どこからやってくるかというと、それは間違いなく過去の経験村からである。
過去の経験村は、過去の意に沿わない体験で傷ついた人々が沢山いる。その人々は貧しく、必死に今の生活を守ろうとしている。そこに新しくきらびやかな「願望達成の城」を建築するとなると、彼らの生活がまた、同じ様な過去の経験によって脅かされるかもしれない。村に近い場所であればあるほど、彼らは黙ってはいられないのだ。


てなわけで、あなたの心に願望達成のお城を築くには、近くの村からやってくるレジスタンスな人々をうまくかわしていくことが重要になる。


じゃぁ、どうやってそのレジスタンスの攻撃をやめさせるか?
それは人間相手の交渉と似ている、と私はおもう。
でも今はちょっと、その攻撃のやめさせ方を書く前に、もう少しレジスタンスな人々について掘り下げてみる。


そして、ここでようやくタイトルの「はじめて物語」に行き着く。


言いたいことは、
人間、はじめての体験って、ものすご〜く大きな意味をもつよね、ということだ。
誰でも、何かをするときには、それぞれのアプローチの方法、というのがあるけれど、その基盤は、はじめての体験で構築されることになる。


NLPで言われるTOTEモデルは、何かを達成するためには、まず一つの方法を試し、それでダメなら別の方法を試し、それでもまたダメなら別の方法を、と学んでは試す、を繰り返せば、いつか達成できる、というものだ。
私見ですが、えらそうにTOTEモデルとか名づけるほどのオリジナリティは感じないんです、これが。でも、いろんな方法を試しつづければ、いつかはできる、というところが大きなポイント)


人には、心身にこびりついたパターンというものがあって、そのパターンから抜け出すのが一つのハードルになってくる。
そしてこのパターンが作られ始めた根源は、はじめての体験、にある。
はじめての体験、で私たちは自分のやり方の最初のアプローチ法を決める。次の体験では、そのアプローチを試す。その次では、そのまま試すか、少しだけ修正して試す。その次も同じ。
つまり、はじめての体験、から得たアプローチは、その後のやり方の大きな基盤となっているのだ。
だって、最初は他に知らないものね。
それが「はじめて」だったんだから。


かくして、このはじめての体験から得たアプローチは、修正しながらも一番長く繰り返し使われる。なので、そのあともずっとずっとずっと尾を引く。最初であった、ということでスペシャルな地位を得たばかりに。


たとえば、私の英語もそうだった。
半年のアメリカ生活で学んだ英語は、その後のより向上したオーストラリア一年生活でも常に私の英語の基盤であり続けた。
だれでも、そんな例は日々の生活にいくらでも見出せるだろう。


というわけで、私たちは、はじめての体験、に大きく依存している。
これは、心理学でもしつこく言われていることで、両親との関係を強く主張するのも同じことだ。
そこで、新しい革新的なアプローチを取ろうとすると、違和感が生まれる。
なので、いきなり新しいアプローチを試しても、うまく行かなかったり、長続きしなかったりする。


この違和感を取るのにEFTが役立つ。
役立つんですよ〜。


だがここで、懐疑的な私がいまひとつ引っかかりを感じることがある。
それは、生得的資質。


次回(っていつかはまだ決まってません)は、この生得的資質と願望達成へのアプローチについてよっく考えてみたい。