のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

3人目の出会い

先日、とあるセミナーに行き、3人の人と出会い、その後、その3人とお茶してお話をするに至った。
まぁ、軽く知り合った人と軽くお茶をするとかいうことはよくあるといえばあるのだけれど、2時間のセミナーで知り合った人みんなと、後日、個別に会うという経験は珍しいといえば珍しい。


最近(といってもかなりスポット的にかもしれないけれど)人づいているのかもしれない。


でもまぁ、個人セッションなんかをやっているからには、私はもともと「人」に興味があるんだろうなぁとは思う。しばらく前に、恩師から
「人がすきなんだねぇ」
と言われたことを思い出す。


ストレートに「好きぃ!」といえるほど、素直な性格ではないので
そうなのかなぁ?
と思うけれど、ただ、人と人との間に生まれる力学みたいなものにはきっと強い関心がある。


それが、身近にい続けて強い影響を及ぼしあう相手であれ、ほんの数分会話を交わしただけの相手であれ、人と人が出会えば、そこに何かの作用が生まれる。
その作用は、明らかに一人でいたら得られないものだ。
たった一言が、誰かを変えるときがある。
逆に、日々繰り返される一言が、誰かを変えさせないこともある。


望むものが何かあるなら、それは必ず人を介して与えられる。
最近、そんな気がしている。
何かの援助であれ、きっかけであれ、思想であれ、
人が欲しいものは、人から与えられる。
何かの喜びであれ、楽しみであれ、苦しみであれ、
それは多分同じこと。
相手が変われば、千差万別に異なるものが与えられる。


であれば、まずは人に会いに行こう。
ただし、人と人との間に生まれる力を自分の中でどう消化し、役立てていくかは自分にかかっている。だから、何かをどうにかしたいのであれば、人に会ったその先が重要ではあるのだけれど。


余談だけれど、
最近読んでいる「シービスケット」という競走馬に関する本には、過酷な生活を強いられ、慢性化した極度の緊張や不信感や不安感や怒りや様々な不調を溜め込んだシービスケット(←馬の名前)を、天才調教師、スミスが、どうやって良くしていったかが書かれている。
「古典的な方法」と呼ばれるそれは、他の動物を同居させる、というものだ。
パンプキンという名の馬、ポカテルという名の犬、そしてジョジョという名のクモザル。
これらの動物と一緒に眠るうちに、荒れ放題だったシービスケットの心が次第にリラックスしていった。


馬も人間も群れなす動物仲間なんだなぁと思った一節だった。