ふと思いついた事なのですが、
夫婦が同じ苗字を名乗らなければならない、という件について。
実質的に、女性が、夫の姓に帰るのが当然、という現状が、なぜ引っかかるかと言うと、人によってあれこれあるとは思うのだけれど、つまるところ、「男性に女性が合わせるのが当たり前」という刷り込みが、ここで生まれ、ここで継続され、ここで根拠づけられる（精神的に）からなんじゃないかと思った。
日本において、男性の価値観以上に女性自身が、自ら独立し自律的になることに対する抵抗感は、こうした「名前」という、ものすごく日常的で自分のアイデンティティに深く根差したところから作られている、気がする。
無意識のうちに、自分のうちにしみとおってしまう感覚を、いついつまでも保存させていこうとする制度なんだよね。
そして、女性は、男性に従うべき、という行動原理を、崩されるのが怖い人たちが、男性だけではなく女性も含めて、反対しているんじゃないかしら。
