のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

ピカソ展に行ってきた

今日は、山口は雪、時々晴れでもすぐ曇りながら晴と雪、みたいな落ち着かない天気だ。私に言わせると、これは山の天気。盛岡も、山の天気だった。空に浮かぶ雲がすごい勢いで動いていくのだ。青空が見えたかと思ったら、ねずみ色の雲が一面に広がり、ザーッと雨が降ったかと思うと、すぐにあがる。まさに、山の天気は変わりやすい、だわ、と思っていたのだ。

でも、良く考えてみると、これは盆地の天気、ともいえるかもしれない。
それと対照的なのは、平野の天気。
関東を転々とした私が、当然のものとして受け止めていた変化の少ない天気は、関東平野内に共通したものだったかもしれない。

で、そんな雪の中、ピカソ展に行ってきた。
人間の正面顔と横顔が混在し、パーツが分解され主観的に再構築された顔(あるいは頭部)を次々に見ていくと、ピカソには、ジャクリーンだけがまっとうな人間の顔に見えたのね、と思われてくる。だって、ジャクリーンだけがちゃんと美しく、左右均等な大きな目でこちらを見据えているのだ。それ以外の人々は、あまりにバラバラにされ弄繰り回され、あるいは没個性化されているので、このひと(ピカソ)にとって人間ってどういう存在だったんだろうと、素朴な疑問を抱いた。

それと、美術館には珍しく、たくさんの人がいて、山口県のお土産なんかも売ってたのが面白かった。色んなところからくるのね、きっと。