のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

正しい質問

つい最近、QT 質問思考の技術
という本を読んだ。この本は、どういう質問をしていくか、が成功の鍵を握る、という
原則に基づいたQuestion thinking(質問思考)のハウツー本である。
だがしかし、
望ましい道を切り開くのに必要なのは、正しい質問である、というコンセプトを
私が最初に知ったのは、ずっと昔、大尊敬するSF作家、アーシュラ・K・ル・グィン
小説、「闇の左手」でのなかである。


「闇の左手」はとても優れた最高の小説です。
この小説のことを思い出すたびに、私の眼前には、まぶしく輝く大雪原が、
見渡す限りどこまでも続いているなかを、ちっぽけな人間が歩いている情景が
目に浮かびます。


あ、後最近では、映画「アイ、ロボット」にも、その質問は正しくないといって
すぐに消えちゃう博士って言うのが出ていたね。


で、何がいいたいかというと、小説はいいね。ということ。
最近、結構実用書を読み漁っている私ですが、そこで書かれているさまざまな法則や
原理や手法は、もっと簡略化されていない、単純化されていない、なまの形で沢山
小説に書かれているのです。
現実は、もっと予測不可能で、複雑な状況が絡み合って動いていて、
その不確定性と複雑さにこそ、現実であることの価値があるのだと、
そうも思うわけなのです。