当たり前のことだけれど、どんな仕事であれ、やりたくない作業というのはある。
そういうやりたくない作業に向かうと、「意欲」はみるみる萎える。
萎えれば萎えるほど、
意欲がわかない、という気分が募る。
ひとつの作業に関わるその暗い気分は、何かの病巣のように自分自身を蝕みながら、仕事全体に広がっていく。やがては、やりたくない仕事、意欲がわかない仕事、が出来上がる。
意欲がわく仕事につくには、まず、楽しい作業を見つける。
その作業への喜びを総動員させて、楽しみを味わっていると、その歓喜の気持ちは仕事全体に広がっていく。
美しい花を咲かせる草花が繁茂する領域を広げ、やがてはひとつの丘すべてを花のじゅうたんで埋め尽くすように、本当にやりたい、自分が生き生きと携わる仕事が生まれる。
そんな風にして、働く意欲は培われていくのかもしれない。
あなたが今している仕事の中で、一番好きな部分はどこですか？
その部分の、一体どういうところに喜びを感じていますか？
その喜びを大切に育てていけば、あなたの心の中にも美しい花に覆われた丘が出現するかもしれません。
