ハワイで出会ったのは、遠い昔、遠い場所で別れた彼。
お互いに、過去の辛い別れを思い出して、
手を握り締めながら、声を上げて泣いた。
と、いう出来事がありました。
それは、私の前世のできごとだそうです。
おお！私にもようやく前世話が！！
と思うと、そこはかとなく嬉し恥ずかしな気分です。
だってねぇ、セラピストとかいうことをしていれば、あちこちで
そんな話はきくじゃありませんか。
でも私には、前世に関する浮いた話一つ（これは浮いた話なのか？）なかったのです。
ただそれも、「そうなんだよ」と教えられただけなので、
「そうなんですか？」というぐらいのあっけなさ。
きっと、前世の記憶はすっかり成仏してるんでしょう。
（少なくとも今の私にとっては。ごめんね、残された元恋人よ）
とはいえ、今の私は、そんな前世話に心が和む。
遠い昔、遠い場所で、私は一人ではなかったのだと、
そして同じ様に、別の時代、別の場所でもまた、私は誰かとともに
いたのだと思うと、心のどこかに抱えている孤独が慰められる。
幾つも重ねてきた人生の中で、
出会って共に過ごしてきた人が沢山いて、
今もまた、出会う。
別の形で、出会い続けている。
そばにい続けている。
そして、
今までたどってきた道が全て、
符号が合う気さえする。
as I expected.
なんて書くとちょっとえらそう？
でも今日は、そんな気分です。
