のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

セキセイインコ

今日は、近くのショッピングセンターへ行き、吸い込まれるようにペット屋に入った私は、ワンコたちを見て、ニャンコたちを見て、そして、最近ずっと気になっているセキセイインコのコーナーへ向かった。


そこにいたのは、まだ羽も生え揃っていなくて皮膚が透けて見えるような、ちょっとみすぼらしい姿の雛たちだった。
少しマダラ模様の黄色や白や青の羽に包まれたヒナたちは、5匹ぐらい折り重なって容器の角で塊になっている。
まだ首が据わっていないというか、全身が据わっていない雛たちのふにゃふにゃ加減は、なんとも頼りなくて少し不安になるけれど、身を寄せ合って互いにくっつきあっているのには安心感を覚える。


それに比べて、少し離れた場所に一羽だけ横倒しになっている黄色いヒナは、まるで死にそうに見えた。


胸がどくんどくんと脈打ち、はぁはぁと聞こえないはずの浅い息が聞こえる気がする。
力の入らない足を投げ出し倒れている姿は、水槽に浮かんだ金魚を思い出させる。


きみは、大丈夫なの?


私はふと、思い立ってそのヒナに右手をかざした。


こんなとき、レイキをやっていてよかったと思う。


それがたとえ私の自己満足だとしても、でも、何かをすることができる。
やってあげられる何かがある、ということは、それだけでありがたい。
手をこまねいて見ているしかないよりも、私自身が救われる。


そうやって手をかざして数分後、横倒しになっていたヒナは、よっこらと、おもむろに身を起こした。


今度は、普通に鳥らしくうずくまった形になって、再び眠り込む。


こ、これは、もともと、ただ怠惰に寝ていただけ・・なのかしら?


私はじつは、確かめる術もない自分のレイキパワーに対して、
絶対な自信はないのだけれど(でも効果はあると思ってはいるのだけれど)、
でももともと鳥は元気で、
私の勝手な勘違いだとしたら、
それはそれで悪くない。
鳥が、もともと元気な健康体なら、そっちのほうがずっといい。


どうせレイキのエネルギーは使っても減らないし、誰も損しないし、
たまにエネルギーを流せば、それは私にとってもよいことだし。


うん。
もう少し、あちこち振りまいてもいいかも知れないと思いながら
ペットショップを後にした私だった。