のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

パーソナリティは、一生かわらない

 うちの犬の去勢手術をした。
 傷口をなめて、縫合した糸をとってしまわないよう、エリザベスカラーという、優雅な名前の襟をつけている。

 こういうやつ。

 つぶらな瞳で私を見てくる、げんちゃん。
 見てくるだけではなく、足元にぐいぐい近づいてくる。そうすると、この直径30ほどの円周部分が、私のアキレス腱や、ふとももに突き刺さってきて、とても痛い。
 膝の上に載ってきたときは、ぶんぶん頭を振り回し、堅いプラスチックが顎とかにもぶつかってきて、さらに痛い。
 無敵艦隊を撃破した国の女王の名前を冠しているだけあって、優美なだけではなく、攻撃力もあるのだなぁと、感心する毎日だ。

 いや、それはさておき、先日書いた、優秀な人材を見極める特徴について、さらに興味深い情報を得た。
 先日の本には、営業職での成績と相関がある「性格」として、特性5因子理論、ビッグファイブのひとつが挙げられていたのだ。
 
 営業職の成績と相関があるのは、言語認識能力などではなく(これはむしろ、高い方が良くない)、ビッグファイブのひとつ、「誠実性」だというのだ。

 誠実性?

 これまで、仕事の関連もあって、たびたびキャリアコンサルタントのテキストを読んできて、特性5因子は目にしてきたけれど、その内容について私は良く分かっていなかった。
 因子には、『外向性』、『神経質傾向』、『誠実性』、『調和性』、『開放性』がある。この名前からだけだと、どんな尺度かよく分かりにくいが、誠実性は、簡単に言えばいかに自分の衝動、感情をコントロールできるか、自制心の強さ、みたいなもののようだ。責任を持って勤勉に続けるとか、強い意志を持ってやり遂げるとかの、自分をコントロールできる力、さらには集中力にも関わる。
 
 ずーっと昔から、自分の意思よわには自信を持ってきた私は、断然低い特性のひとつだ。

 そしたら、ビッグファイブについては、こちらのブログ(あなたが、そして他人がわかる性格診断~特性5因子診断(ビッグファイブ理論) | 星名接骨院あなたが、そして他人がわかる性格診断〜特性5因子診断(ビッグファイブ理論))の解説が分かり易く、詳しかったのだが、この誠実性という特性は、仕事の能力に一番強くかかわる特徴と書かれていた。

 ショック、というべきか、やっぱり、、、というべきか。

 まぁ、推して知るべし、なので自分のことはどうでもいいんだけど、この5因子理論から、自分のパーソナリティが分かるだけではなく、仕事で成功するかどうかなどもけっこう検討できるんじゃないか?と思ったのだ

 ま、後でよく考えてみると、必ずしも、仕事ができる条件で必要なのは、自制心のようなものだけではないのだけれど、まぁ、営業職なんかでも、結局は「努力し続ける」才能は、ものすごく大事、ということなのだ。

 しかしさらに衝撃的だったのは、このビッグファイブは、生涯を通じて、相当に安定している特性だということ。
 つまり、いつまでたっても私の怠け癖は、治らない!!
 しかも、環境によって、性格が変化することもない!!!

 「毎日コツコツ」が、長年の私の課題であり、そうできる人になるという目標をずっと掲げてきたけれど、そもそもがコツコツタイプじゃないんだから、そうなれなくても、しょーがないよそれは、ということである。

 夏の終わり、開け放った部屋の窓から吹き込んできた風が運んできた、秋の気配。
 あー、性格は、変わらないんだわ―、と、うすうす感じていたことが自覚されたその瞬間、そんな清々しい気持ちに、私は包まれたのだった。

 いろいろと、興味深い。
 変わらない性格と、それを知ったうえで、どう生きるかということ。
 ほんとはもっと、自由になれるんだよね。

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