のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

犬は雑食か?

久々に、愛犬とびおのお話です。
中国人もびっくりの食欲大魔王への道をひた走るとびお君、数日前にも新たに、衝撃の品を平らげた。

それは、もちきび(もちろん未開封)。

きびは体に良い、ということでしばらく前に買ってあったものの、どうも粒が小さくて研ぎにくいので放置していたのだ。

その未開封の袋を食い破って、300gすべて完食とは。
どういうこったい!
でも思えば、私がおコメを炊飯器のお釜に入れているとき、彼は自慢の細長い鼻先を突っ込んできて、がつがつ食べ始めかけたことがあった。その過去を私は忘れるべきではなかったのだ。

我々の留守中、ダイニングリビングのあらゆるところを探索し、食品の範疇に入るものはすべてその腹に収めてきたトビー。彼の魔の手、改め、口は、とうとう消化できないはずのものにまで及んだ。

(もちきびに手を(じゃなくて口を)つける前の日には、その隣にあった個装された飴をやっつけていた。飴は7個ぐらい食べただろうか。几帳面に(かどうかは知らないが)食い破られた小さな金色の飴の袋が散らばっていた・・・)

だがしかし、いかに奴の食欲がすごいとはいえ、所詮は犬。
生のもちきびなんて消化できないんである。
その所業の夜から、いつもの暴れん坊ぶりはすっかり鳴りを潜め、夜になっても、ごはんをねだってこなかった。
人間ならたぶん、横になりながら「あ〜、気持ち悪イ〜」とか言っているところだったろう。でも、とびおはそんなときは無口で、ただ黙って怠惰そうに身を横たえるばかり。

それもそのはず、その夜からとびおは、もちきびウンチをし始めた。
見た目、鳥のえさみたいなやつを、なんどもなんどもなんども。
総計10回ぐらいはたっぷり鳥のえさを排泄しただろうか。
その間、二日ぐらいはすっかり活動レベルが下がっていた。

もし、彼の本能が十分に機能しているなら、もう二度と、もちきびを盗み食いすることは無いだろう。ていうか、そうであって欲しい。

それでも彼の自給自足生活は続く。腹が減ったら自分で食い物を手に(口に)入れる、という悪しき習慣は、これまで食した美味なるものの記憶とともに彼の脳裏に深く刻みこまれてしまったのかもしれない。
私たちの留守中、彼の徘徊を止めるものは無い。
昨日はとうとう、フタつきゴミ箱をどうやってか転倒させ、ごみアサリをした。トビーの汚したペットシートまでが散乱した現場を、夫は泣きながら掃除した、らしい。