のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

本日の読書

雨降りの日には、スターバックスでドリンクを買うと、タツノオトシゴのかたちの
スタバスタンプを2個押してくれる。
このスタンプは3個たまると好きなカスタマイズがタダになる。基本のドリンクには
常にスタンプがついてくるので、かなりの高交換率なのだ。
かくして、雨の日に必ずスタバに行く私は、スタバラテwithミルクとwith豆乳を
ほぼ交互に楽しんでいる。


しょーじきにいうと、私はさほど、コーヒーは好きじゃないのである。
胃が弱いし。
でも、スタバの雰囲気が好きで、
わざわざ家から7分ほどの距離にあるスタバまで歩いていって、そこで読書したり、
書き物をしたりする。

というわけで、今日も雨降りなので、スタバ読書をしてきた。
今日の読書はこの一冊。


アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)


アドラーさんは、教育と子育てを通して社会の変革を試みた、という人だそうで、
子供のいない私には、(目下のところ)関係ないかも、
でも教育には、興味あるし勉強はしておこう、
ぐらいの気持ちで読み始めたのだった。


でも、読んでいると、なんかすごく個人的体験で思い当たる節がある。
それは、とびたろうとの関わりで感じる物事で、だ。


人間を「高等な」生物と考える人や、自分の子供を四足の獣と比較されたくない人は、
下記を読まないでくださいね。ていうか、読んでもいいけど、気分を害されないと
よいのですけど。


ぶっちゃけていうと、犬の飼育も、人間の子育ても似ている、ということである。
たとえば、しかること、罰をあたえることは、なかなかプラスには働かない、
ということ。これなんか、犬のしつけの本を読み漁った経験がある人ならば、
常にお目にかかる注意事項だと思う。
「わんわんわん!!!」
と、騒ぐ犬に「こら!だめ!うるさい!!!」と叫んでも、
ワンコはより興奮するだけ、というやつだ。


これで母さんが振り向いてくれるとか、相手にしてくれる、と思うあたりは
子供も子犬も同じで、叱られても自分の目的は達成されるので、同じ行動が続く、
というところは共通している。


じゃぁ、どうすればいいのか?
という問題になると、犬のしつけの本とアドラーさんの推薦の子育て方法には
大きな違いがある。


犬には、ほめればいい。
でも、
子供には、子供を対等な存在とみなした上で、自分の気持ちを伝えることだと説く。
なぜならば、ほめるという行いは、相手を下に見る縦の関係に依拠しているからであり、
上下関係が必然的に劣等感をはぐくんだり、褒められることへの依存を生む危険性もあ
ると書いている。


さすが、人間はわんこよりおりこうさんなのだ。
というよりも、人間は、犬よりもずっと、社会を自律的に生き抜く必要に迫られている
というべきだろうか。


というか、犬と人間の比較をするのって、無意味?


ていうか、当たり前すぎ?


でも、私が尊敬する植物生理学者、寺島一郎先生(現:筑波大教授(多分))が、
その昔、まったく違うもののあり方を比較検討することで、新しい発見が生まれる
こともある、とお話されたものの、これは実践である。(←言い訳がましく偉そう)


まぁ、人間と犬はあまりに違うのではあるけれど、それで私は、あまりにいつも
必ずちゃんとペットシートの上にウンチをするとびおに、
「ありがとう〜」
といっていたことに気づいた。


おお!これこそ、アドラー心理学(のみならずほかのさまざまな教え)が示すところの
対等な存在への敬意ではあるまいか!と思ったのである。


でも、相手は犬なので。
感謝するのはいいことだけど、
あまり対等になる必要はないようです。