のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

贅沢な人ゆえの悩み

 今日面白いニュースを読んだ。
 食べられると野菜も痛みを感じる?米国でヴィーガン論争を巻き起こした日本人研究者の大発見
 という記事だ。

 簡単に言えば、虫とかに食べられると、その場所からカルシウムイオンという伝達物質が発生し、全身に伝わる、というもの。人間が、何処か傷付いた時に、「痛い!」と感じるのは、同じようにシグナル物質が全身に伝わっていくからなので、その同じような仕組みが植物にもあるということが発見されたということだ。

 面白いのは、菜食主義者ヴィーガンが、植物も「感じる」能力があるのならば何を食べればいいの!?、と議論しているという話である。
 え、ヴィーガンが、動物類を食べないのは、食べる相手を苦しめないからとかの理由があったのか?というのがちょっと驚き。
 植物だって生き物なんだから、食べれば殺生では?と思ったりもするけど。
(日本ベジタリアン協会はヴィーガンを「動物に苦しみを与えることへの嫌悪から動物性のものを利用しない人」と定義しているそうな。ウィキペディアより)

 犬を殺して食べるのが残酷なら、鶏さんは?さかなクンは?かにさん、海老さんは?
と考えていけば、やはりどこかに線引きをしなければならない。
 神経回路的な機能がある=痛みを感じる生き物なら、神経回路の有無が境界になるのだろうか。

 むかし、太陽の光だけエネルギーに生きながらえているインドの人がいたけど、殺生をせずに生きていく術が、人間に在るのでしょうか。