のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

アンカリングの末路

最近(ていうか、以前からずっと)、日々、スタバで書き物&読書をする自分を振り返り、まるでコレではスタバに毎日出勤しているみたいだ、と思った私は、
今度、何かの書類の「勤務先」欄には、「スターバックス川**店って書こうかしら、と真剣に考えました(0.1秒ぐらいの間)。


それはともかく、私の家からスタバまでの道のりには、デパートが立ちはだかっており、いつも婦人服売り場を通ってエスカレーターを降りて、宝石売り場を抜けてスタバに行くのですが、最近、この私の通勤経路に由々しき事態が発生しているのに気付きました。


というのは、そのデパートの一角にあった喫茶店が、最近、***ドナルドに変わったのです。


なぜそれが問題か?


というとですね、デパート入り口のすぐ横が*ックなので、あのマッ*特有のにおいが、婦人服売り場一体に立ち込めているのです。
以前、アメリカに住んでいたとき、ラジオのジョーク番組で、バスに乗っているときに一番におうものは何か?というランキング発表があったのですが、英語リスニング能力に難を抱えていた私が、他の順位では何を言っているのかいまいちハッキリしなくても、第一位では大きくウケることができたというぐらい、ワールドフェイマスなあの匂いです。


もう、毎日そこを通るだけでも凄い匂いなのにで、婦人服売り場のみなさんは、一体どんな気持ちでいらっしゃることだろう、と思わず心配せずにはいられません。


でもですね、良く考えると、人間にはそれはそれは高い順応力というのがあります。どんな環境にでも、人間って馴れてしまうのです。


そう、どんな環境にも!


ホリエモンさんは、拘置所暮らし1ヶ月を過ぎた辺りから、
「もう、ここから早く出たい・・・」
といっていたそうですが、もう少し、我慢しとけばね、
保釈されたときに
「監獄も、住めば都ですね」
ってマスコミに言って、さらにひときわ評判を高めたかもしれません。
高めなかったかもしれません。


無責任すぎる発言はおいておいて、
私の心配は、婦人服売り場のみなさまです。


匂い、というのは、かなり本能的な刺激ですが、毎日毎日それに晒されていたら、すっかりなれてしまって、その匂いがあることを意識することもなくなってしまうでしょう。
とはいえ、その売り場の様々な匂いが混在した上でのにおいなので、*ックの前を通ってもにおいがわからない、ということはないと思うんですね。
でも、確実に、そのマッ*の匂いは、脳の中枢に色濃くインプリントされるわけです。


すると、彼女たちはこれからどうなるのか。


私の仮説では、
1. 彼女たちのマック利用頻度が高くなる。


これは、身近なものには親しみを持つようになる、という傾向に基づいた推測です。
とくに、無意識に常にその匂いを嗅いでいれば、それは潜在意識の奥深くに沈み込み、マックの近くを通っただけで、ふらふら〜〜っと誘い込まれてしまうかもしれません。


ですが、ここでひとつ注意すべきことがあります。
それは、その身近なものに「親しみをもてる」ようになるのは、それが、とくに嫌いではないときに起きてくる現象であるということです。


もし、そこで働いている店員さんが、毎日、キッツイ上司の下で働いているとしたら、
その*ック臭は、常にその過酷な労働環境と共に思い出されることなります。
すると、マッ*には見向きもしない、という結果になるかもしれません。


その場合の結論は、こうです。


2.マックの店舗が増えれば増えるほど、頻繁に行く人と、絶対行かない人がくっきり分かれる。


いきなり、一足飛びな結論でしたが、お分かりいただけたでしょうか?


一応、書いておくと、こうです。


 マックが近所にできる。
→ その周辺地域にマックの匂いが充満する。
→ そこの人々は、その場の生活が楽しくなければマックから遠ざかるが、
  そうでなければマックに頻繁に行くようになる。
→ マックが増えれば増えるほど、上記の環境が増え、
  頻繁に行く人と行きたくない人も 増える。
   

これは、12分も歩けばマックを4件はしごできるという住環境にある私ならではの、無意識の力を借りた深い洞察力による結論ともいえましょう。


他の様々な要因があるとは分かっていても、
店舗密集度とリピーター率の関係を知りたい今日この頃です。