昔もこの日記に書いたことがあるのですが、
バージニア・ウルフが、ダロウェイ夫人のなかで、
人間は年を取るほど感じやすくなる、
というようなことを書いていた記憶があります。
それを読んだのは、5年ほど前ですが、そのとき
うんうんそうだ、と同意した私は、
年を経て、
うんうん！まったくだ！
とさらに深く同意するものであります。
最近、私は、恩師がくれた
大学の『環境健康フィールド科学センターの設立理念と活動の概要』が
書かれた文章を読み、
涙しました。
サブタイトルは、
−大学における新たな教育研究・社会貢献方法論の構築を目指して−
一応断っておくと、
それは引用文献とかもちゃんと書かれた、
カチカチ音がしそうなぐらい硬い文章の論文です。
それを、涙しながら（感動で）読みつつ、
でも内心冷静に、
この文章を泣きながら読んだのって、私が初めてでわ？！
と、激しく突っ込みをする自分がいました。
まぁ、著者が私の敬愛する恩師である、ということで感情移入が大きかったことも
あります。正直。
その崇高な理念が読む人を動かす、秀逸な論文だったということも忘れてはいけません。
でもね、
行楽帰りの家族が交通事故にあって、夫を残して妻と娘が亡くなったとかいうニュースを見てても泣いたりしてたのが、
さらにグレードアップしてやいないか？、私。
先日、EFTのスーパービジョンを受けたとき、
セラピストとして力量を上げるのに、
自ら感動する体験と言うのを沢山するといいよ、
というアドバイスを受けました。
「ハイ、そうですね！！」
と、元気に答えながら私は、
もっといっぱい小説とか映画とかもののけ姫とか見よう！
とそのとき思っていましたが、
もっと、みぢか（？）なものでも感動できちゃいます〜、せんせい〜。
