のんびりライフの鳩日記

日常の、あれこれ感じたことなどをつづります。(不定期更新)

女性的な「言動」

 最初に言っておくが、私は自分も一女性として、社会の女性たちの活躍を大いに応援したいと思っている。
 で、だからこそ、どうも最近ため息をつくことが多い。最近の挙動に。

 たとえば、山尾議員・・・。なんだか、コトが収まる気配はなく、むしろ激化している印象。
 不倫が良いとか悪いとか、個人的な関係性がどうとかいう気は毛頭ないんだけど、顧問弁護士とか通常わざわざ公にしない役職に渦中のお相手を任命した、と公表する行為の意図が良く分からない。
 分からないというか、公表したら騒がれると想像はできたと思うんだけど、その上でおおっぴらに発信する理由は何なんだろう?と考えるのだ。
 本人のインタビューを読む限りでは、議員としての仕事に関係ないところでの世間の好奇心とか、“倫理的”な批判に辟易しているらしい。そして、そういう反応に対して、ものすご〜〜く腹を立てているのかなと思う。でも、それに対してのこの行動となると、感情的な反発とか、強情な反発としか思えない気がする。
 反発をすることが悪いとは言わないけれど、その自分の行動が「国会議員」として、人々の信頼を基盤に仕事をしていかなければいけない役割を負っている人としては、なんだか浅はかに見えてしまうのだ。。
理性的に考えて、一時の下世話な好奇心に振り回される必要はない、というの確かに正論ではあるのだけれど、その正論を正しく使えているかというと、謎・・・・なんである。
 かくして、単純な私の感想は、そんなに負けず嫌いなのか?ということになってしまう。

 小池さんも、まぁ、結局いろいろ言われているし・・・。ただこちらは、本当に都政に集中して、それできちんと成果を出すなら、長い目で見ればきっと正しい道に戻れるんじゃないかと思う。

 なので、それはまぁいいのですが、また今日、私の目を引いた「女性」の行動として、
韓国梨花女子大初代総長銅像に学生が立てた「親日説明板」
というのがある。何でも、韓国トップクラスの女子大の1000人以上の賛同を得て、大学創立者銅像の前に、「親日派・金活蘭銅像が恥ずかしい」という内容の説明板を立てたというのだ。
 まぁ、その総長自身をどう評価すべきかは分からないのだけれど、このニュースを聞いた時に、女子がやることは怖いな〜とつい思ってしまった。
 
 加えて、先日、ゲンロンカフェという時事ネタや学術的な話題について、色んな専門家とか文化人とかを呼んでトークショーをする場があるのだけれど、そこで「日本は核武装をするべきか?」というテーマで話をしていたとき、質問に立った聴衆が、ニュース女子産経新聞が一番信頼できるメディアだときっぱり言い切っていた。その聴衆も女子だった。
 ついでに、そのゲンロンカフェの主催者の東さんが招かれていった、韓国でのパネルディスカッションの質問者も女性で、頑なに福島の危険さを断言しながら東さんの活動を否定していた。

 まぁ何を言いたいのかというと、女性の極端な発言を、いくつか連続で見ていて、もしかして、「感情的」な女性の特質が表に出ちゃっているってこと??とふと懸念を感じてしまったのだ。
 もちろん、感情的に行き過ぎた発言をするのは、男性にもいっぱいいる。むしろ、事情を分からず、一方的で公平ではない発言をする男性議員なんて、普通過ぎて話題に上らない、ともいえるのだろうけれど。

 なんだろう、社会において目立つ場所にいる女性が少ないから、÷目立ちするというだけのことなんだろうか。それだったらいいけれど。でも、女性が社会でより前に出てやっていくためには、そうした「負けず嫌い」だったり、より攻撃的な言動が必要になるのかもしれないと思うと、それはちょっと悲しい気がする。
 ・・・と、ここまで書いて自分で思ったけれど、「負けず嫌い」とか、「攻撃性」とかを女性が発揮するのを忌避する私の姿勢がすでに、ジェンダーギャップ?
 ということなのか・・・!?おうっ・・・。

 現代社会は、これまでの男性中心、競争社会のひずみの集積場のようになっていると私は思っている。行き過ぎた資本主義とか、偏った物質主義、拝金主義、競争社会。これからは、女性がもっと出ていって、そして社会が変わればいいと思う。
 思って、だから多くの男性が作り上げた価値観の勝ち負けに巻き込まれてほしくはない、と思っていたんだけど、どうやら状況は少し違うのかもしれない。
 男女別姓に反対しているのが、年齢のいった自民党保守系男性議員だけではなく、一般の60代、70代の女性の多くもそうであるように、そもそも男性女性という区分けで考えるべきではないのかなと、今思った。
 競争社会やもうけ主義一辺倒ではない、新しい価値観をこれから打ち出すのは、男女別姓を求めて訴訟を起こしたサイボウズの青野社長ように、今の価値観、社会システムへの疑問を提示する人々なのだろう、きっと。

 うーん、そうかぁ。そうなると、男性、女性という枠組みに当てはめて考えること自体、私はきっと罠にはまっているのだ。
 いかんいかん、これは、いかんことですよ。
 うん。そう今思いました。