自分の体は、自分のものだと思ってきたけれど、
とんでもない。これは、借り物なんだ。
とは、樹木希林さんのお言葉です。
それは、われわれが地球に生まれてくるときに、
どんな姿かたちをしていれば、やりたいことがやれそうか
(やりたくないことをやらずに済むか)
魂が考えて選んだデザインなのかもしれない。
洋服もきっとそう。
その日いちにち、誰と何をしたいか(何をしないですむか)
その時の心が考えて選ぶのだ。
先日、私はスカイブルーに小さめの金ボタンがアクセントになったシャツを着て、カウンセリングに臨んだ。
最近はオンラインで通話なので、画面に映る自分の姿はあまり大きくなかった。
だから気付かなかったのだ。
なんとなく金ボタンが目に入らないなとは思っていたが・・・。
その日はたまたま仕事が早めに終わり、ジムに行こう!と思い立ち
荷物を持ちエレベータに乗った。
その壁面の大きな鏡に映る姿を見て凍り付いた。
シャツ、うらがえしじゃん!
きょう、3人もの人と合計3時間も話し込んでたけど!?
なぜ誰も何も言わない!?
(言えなかっただけです、きっと・・・)
じつは、数日前ぐらいから落ち込むことがあって、うつろな気持ちになっていた。
それを無理してテンション高くその日は朝から活動していたのだ。
そしたら、これだよ。
心ここにあらずだと、服の本来あるべき姿もどこかにいっちゃう。
無意識って、おそろしいものである。