今日は、これまでになく、長いことバイオリンの練習をした。12時からあるレッスンのために、午前中、犬の散歩をサボって2時間かけて必死に課題曲をさらい(こんなに澄んだ空が綺麗な日曜日なのに!ごめん、犬)、50分のレッスンが終わってからも、家に戻って、さらに1時間半ほど、さらったはずなのに全然うまく弾けなかったところをやり直した。
こんなに長く練習したのは、思えば初めてのことである。これは、少々は上達してきたあかしというものであろうか(ようやく!?)。
前回のレッスンから、バッハの2台のバイオリンのためのコンチェルトに着手したので、その曲の魅力が私の中にあるなけなしの向上心を引っ張り出してくれているのかもしれない。大半がへたくそで音程外しまくっていても、非常に稀なことながら、美しい旋律のかけらを鳴らすことができると、もういっぽ!とその先に手を伸ばしたくなる。
これは何か、天体の力が働いているのかしらと思ってホロスコープを開いてみれば、私のプログレスの太陽は、牡牛座13度でポーターが重い荷物を運んでいるサビアン度数にある。これは、自分の欲望のために制限された環境で頑張る、というような意味あいがあるそうだ。そこにトランジットの水星が近づいているので、その影響かしらんと思ったりもしている。
でも、牡牛座は本来、物質的なものに結び付きやすいから、欲望に向かって頑張ると収入が増えるとかいう方向に行きそうなものなんだけど、私のバイオリンは確実に一銭の得にもならない。いま、頑張りたいと思っている書き物についても、そう。どうやら、私の欲求は、まーったく儲かる予定はないにばかり向いている。
以前なら、お金になりもしないことばかりしていていいのか・・・・、と反省していただろう。
でも、単純にお金を稼ぐために何かをするのは、もういいのだ。だって、もう年も取ったし。自分のやりたいことや楽しいことに目を向けた方がいいのだ。それが儲からないことなら、儲からなくても仕方ない。今は、お金が稼げそうかどうかよりも、ただ、楽しいやりたいことをやろう、そう決めたのだ。
それに、たとえ短期的には儲からなくても、もしかしたら何かのこの世的な見返りが得られるかも知れないじゃん。その可能性はある、って気持ちは持っておくよ。